旦那が結婚前に作った借金って妻に返済義務が生じるもの?

旦那の結婚前の借金…妻の支払いの義務は?

旦那が結婚する前にしていた借金の返済が未だ終わっていない……なんてなれば、奥さんサイドって本当に不安になってしまうものですよね。

借金を明かして結婚はしたけれど『もしかして自分にも返済義務が生じるのだろうか?』というところから発展して『旦那にもしもの事態が起きたなんて時には、自分が返済をしなければダメだろうか?』なんて掘り下げれば掘り下げる程に悩みが沸いてくるものではないでしょうか?

 

こういった結婚前の借金で最も多いパターンと言えば、学生時代に借りた”奨学金”が未だ返済しきれていないという傾向が非常に多いです。

奨学金は民間の賃金会社の金利や手数料と比較をしてしまえば、割と良心的な低金利です。ですが、年数によって考えるとこれも馬鹿にならないもので……4年借りる・6年借りると考えると、元金がかなりの高額になるという事は簡単に想像が出来るものでしょう。

そして、学生卒業から社会人になって収入を得るようになったものの、想像したよりも収入が少なく返済に苦労するといった方が非常に多いものです。

更に、病気などを患ってしまい、それが原因となって”借金がなかなか減らず辛い”なんて事態に陥るなんて事もありうる話です。

 

ですが、これはそこまで深刻に悩まないでください。

まず、結婚前に旦那さんが作った借金は”個人の債務”と見なされ、”基本的”には旦那さん当人に返済義務があるので、奥さんサイドには関係の無い借金となるのです。

ですので、完全協力という姿勢ではなく、家庭の生活費などに負荷をかけない程度に見守り、協力を行っていく事が大事だと言えます。

旦那が死んでしまった……相続時には返済義務が生じる場合も

前項で、結婚前の旦那の借金は”基本的”に奥さんサイドには返済義務は生じないという説明をしましたが、実は”絶対に”返済義務が生じないというワケでも無いパターンがある事だけは覚えておきましょう。

そのケースは……旦那さんが死んでしまった場合です。

旦那さんが死んでしまえば、配偶者である奥さんが法定相続人となりますね?

その時に、旦那さんの財産を相続するとすれば、負の財産でもある借金も相続する事となるので、その場合には返済義務が生じてしまうのです。

勿論、財産の相続を放棄する事は出来ます。

借金が『あまりに多額過ぎて、財産と換算してもマイナスにしかならない』といった場合でしたら、財産を放棄してしまった方が賢明な手段だと言う事が出来ますね。

……ですが、旦那の財産の中に今現在住んでいる自宅が含まれているといった場合は、この選択は非常に悩ましい事になってしまうものでしょう。

「家にはそのまま住み続けたいけれど、旦那の借金の返済はしたくない」そんなワガママな都合の良い話しは通用しません。

なので、家に継続して住まうという部分を考えるのであれば、返済を妻である自身が行って行く事を留意しておくべきです。

 

配偶者である自身が保証人・連帯保証人の場合は返済義務が生じる

配偶者である自分自身が旦那さんの”保証人”或いは”連帯保証人”となっていた場合は、当然の如く返済義務が生じるものです。

こういった場合、仮に旦那さんが返済を出来るとしても”万が一”の場合を想定すれば、自分に全てが回って来るという事を考える事が出来るので、夫婦一緒に旦那さんの結婚前の借金を返済していく事が理想的ではないか? と、考える事が出来ます。

ですが、一緒に協力して返済を行う事は決して”義務”ではありません。

”万が一”の場合を備えて、トラブル回避の為にもしっかりと夫婦間で話しあっておく事も大切だと言えます。また策の一つとして、自分自身も貯蓄を行い備えておく事も賢明だと言えます。

 

配偶者に返済義務は無い。……だけど、協力していく事が大切

これまでの項目のおさらいになりますが、結婚前に旦那の作った借金は奥さんには返済義務が生じません。

ですが、どちらにせよこの借金は返済していかなくてはいけないものです。

死亡時に相続するか否や……のややこしくなってしまう前に返済してしまった方が当然良いものですが、いつ何があるかなんて想定が出来ないものだからこそ、互いに協力して返済を行って行く事がベストではないのか? と、改めて考える事が出来ます。

ですが、協力した返済を行っていくとなれば、生活費の圧迫を想定する事が出来ますよね。

それに、借金と言えば返済が遅れた分だけ返済額が増えていくものです。

返済出来る範囲で返済を行っていったものの『事実上元金を返済出来ず、利子分だけしか返済出来ていなかった』なんて事もありうるので、夫婦で協力して短期間で返済する事を目指していく事が大事だと言えます。

 

しかし、素人では『どのようにすれば短期間での返済が出来るか?』なんて分からないものですし、知恵も出て来ないものでしょう。

そういった場合は、弁護士に相談する事も賢明な解決手段だと言う事が出来ます。

こういった借金に対する弁護士相談は無料で相談に応じてくれる法律相談事務所などもありますので、専門家にアドバイスをもらい借金の悩みが更なるトラブルとなる前に早急に解決した方が良いと言えますね。

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